地下鉄に乗って上海駅で降りる。バスで行ってみよう、というので、ずっと113バスを待っていたがまったく来る気配なく、待っている人がどんどん膨れ上がり、これどう考えても全員乗り込めないよね、という状態になった。、さすがに彼も「タクシーで行こう」とバス停を離れた。しかしタクシーをつかまえるのもひと苦労、しばらく争奪戦を繰り広げた後、別の通りに出てやっと乗り込む。
そして到着、妹の経営するカフェ。妹はまだ来ていなかったが、そこで働いている彼のともだちや叔父さん夫婦に愛想をしておく。この叔父さん(彼のママの弟)とおくさん、田舎から妹を手伝いに出てきているのだが、とっても素朴ないい人たちで、好きになれそうだった。
最初に叔父さんのおごりでチーズムース(こってりで美味しい)とブルーベリームース(上に乗っている白鳥はどう?味は普通)をいただく。コーヒー、美味しい。でも25元は安くはないなあ。それから自信作、蛋撻(エッグタルト)がアツアツで出できた。これは本当にお勧め。
そうこうしていたら妹が勤めから帰ってきて(日中は日系企業で働いている)、次のビジネスの打ち合わせを始めたので、「あれま、莉ちゃん、すっかりやり手になっちゃって〜」と感動。夏に会ったときより痩せて、黒いパンツスーツだったこともあり随分ビジネスウーマンっぽくなっていた。
●天之野珈琲(西康路×昌平路)
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打ち合わせが終わった妹と雑談。「おねえちゃん、いつ上海に住むの?早く来てよー。」と可愛いことを言ってくれる。
ビジネスの話で兄妹が激論(中国語)となり、「もうオニイチャンとは話にならない。」「莉ちゃんこそ、ちゃんと話を聞こうとしない」とふたりして日本語でわたしに訴える。「わたしたち兄妹はすぐケンカするんだけど、なんでケンカしているか解らなくなってまたすぐ仲直りする」と妹が言うので、「わたしとオニイチャンもそうだよ」と笑った。
「また来るね〜」と妹や叔父さんに手を振って別れる。パンもお土産にもらった。今度はタクシーで「漢中路」→地下鉄(いつもの駅、錦江楽園駅にはタクシーが居ないので次の駅で降りて)→タクシー。
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近所の美容院にシャンプーをしてもらいに行く。10元。シャンプーが高級になると+5〜10元。彼に勧められてわたしは顔マッサージをしてもらうことにした。ほら、基礎化粧品忘れてきていたのでお肌はボロボロ。「じゃ、やってもらおうかな」と思ったのが失敗。マッサージに使う化粧品がきつかったみたいで、塗られた途端、顔に激痛が走った。でも我慢する気の弱い日本人。マッサージ自体は気持ちいいが、肌がピリピリしているのが怖くて心が安らがない。「もうこれ顔が真っ赤に腫れているんだわ」と思いつつも我慢。コンタクトレンズが入っていると伝えてもらっていたはずなのに瞼をマッサージされてコンタクトが外れるし、もう散々だわ。(中国ではソフトコンタクトレンズが主流なので、ハードレンズが飛び出てお店の人もびっくりしたと思うよ、と彼が言っていた。)
1時間後、やっと開放され、シャンプーをしてもらって85元払って帰る。顔が腫れてはいなかったが、翌日以降もダメージが残った。中国化粧品はわたしの肌には合わない、これが結論。
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帰ったら12時前だった。急いでお風呂入って荷物まとめて上海最後の夜はふけていく。早い、早すぎる!
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●5日目(11月26日星期三)
早起きして7時に部屋を出る。タクシーをつかまえてもらって「じゃあね」といつものようにあっさりお別れ。浦東机場までは120元、今回は渋滞もなく45分くらいで到着した。
搭乗手続きも順調に終えて、めずらしく免税店をウロウロ、ランコムのマスカラ、リップグロス、女子十二楽坊のDVDを買った。
再見!
そして機内へ。そういえば中国東方航空の客室乗務員、なんだかレベルがアップしていた。ささやかな機内食をいただいてうとうとしていたらもう帰国。ほんと、怒涛のように過ぎた上海滞在であった。
次回は旧正月かしら。
■完■